私は基本的にわかりやすいダイエットメソッドとして、炭水化物量、脂質量を減らし、たんぱく質量を増やし、血糖値を極力爆上げさせないようにするという簡易的なアプローチを推奨することが多いです(これはわかりやすいという理由から)。
他方、「それ以外出来ることはないのか?」と聞かれることが多いので、今回は+αで簡単に実践できることを紹介します。
「HIITを週5でやれ!」だとか「炭水化物を全て抜け!」という過激な内容ではないので、再現性のある小テクニックになるかと思います。
① 運動15分前にカフェインを摂る
普段から運動習慣がある人にオススメのメソッドですが、運動する15分前にコーヒー、緑茶、サプリメント等からカフェインを摂取することを推奨します。
原理はいくつかあるのですが、
①カフェインを摂ると脂肪分解が促進される上、
②運動パフォーマンスの向上すると言われており、
それらの相乗効果で脂肪が効果的に燃焼されると言えるでしょう。
ただし、カフェインに慣れ(耐性)が生じることもあるので、安定的に効果を発揮させるには定期的にカフェイン断ちをするといいでしょう。
コーヒーの場合、運動前に消化の悪い牛乳を入れるのは避けるべく、ブラックで飲みましょう。
② 白米を冷やす
ほっくほくの炊きたて白米ができたところで、さあ、タッパーに入れて冷蔵庫にぶち込んでください。
白米に限らず、でんぶんが含まれる芋でも同様の効果が得られるこのメソッド。
デンプンを冷やすことで、構造を変え、難消化性(消化できない)のものに変えてしまうのです。
近年トクホのコーラなどで注目されている難消化性デキストリンと同様に、難消化性物質が増えることによって、消化が遅くなる分、血糖値の上昇が穏やかになります。
血糖値の上昇を抑えることによって期待できる効果は↓の投稿でわかりやすく説明していますが、要は脂肪燃焼が促進されるのです。
この理論はコンビニでお昼ご飯を買う場合にも応用でき、おにぎりは暖かいより冷えている、お弁当も同様に冷えている方が血糖値が上がりにくいということになります。
次回弁当を温めるか聞かれた時は、「結構です」と答えてみてはいかがでしょうか?
③ 朝にプロテインを飲む
朝起きたらまずプロテインを飲みましょう。
朝にたんぱく質を摂取することによって、以下が期待できます。
①食事誘発性熱生成による普段以上のカロリー消費
③朝の脱水状態を改善により、インスリン感受性を上昇、血糖値安定効果
①に関しては、他の食事からカロリーを多めに摂っていたら意味ないですが、ダイエット中には有効でしょう。
②についてはどうしても間食したくなる人には有効かもしれないですね。間食にプロテインを摂るという手ももちろんあります。
③に関してはどちらかというと水の効能ですが、プロテインを粉ごと飲む(ビルダー飲み)人はあまりいないと思うので、水はプロテインの一部として認識します。レジスタントスターチ同様、血糖値の安定化が期待できますね。
まとめ
以上が今から実践できる簡単な脂肪燃焼テクニック3つでした。
とはいえ、不摂生をしていたり、カロリーオーバーな状態でこれらを実践してもあまり意味がないので、あくまで基本的なダイエット+αで実践することをオススメします!