ビールのおつまみといえば、しょっぱいものが王道になりがちですね。
しかしポテトフライ、ピザ、ご飯ものばっかペアリングしてると血糖値が上がり、太る原因となり得ます。事実、それを不安視してビールを敬遠してしまう人も多いでしょう。
ですが安心してください。ビールとペアリングできる太りにくいフードだってたくさんあるんです(しかも美味しい)。
今回は太りにくいビアフードを5選と、ついでにそれとペアリングできるビールを紹介します!
シャルキュトリ
まず、シャルキュトリとはなんぞやってところからですが、フランス語(Charcuterie)でハム、ソーセージ、パテ等、加工肉食品の総称です。
イメージとしては以下のようなものです。
お肉なので言うまでもなく血糖値の急上昇は考えにくく、それに加えて(ものによりますが)高タンパクのものが多いです。
豚肉系のものが多いので、若干脂質は多くなりますが、食べる量も常識的な範囲に止めればそこまで心配はないでしょう。
ざっくりと栄養バランスは以下のようなイメージです。
生ハム1枚につき、エネルギー37kcal、たんぱく質3.6g、脂質2.49g、炭水化物0g
オススメペアリング:ベルジャンブロンド
このしょっぱくて豚肉の油の旨味が凝縮されているシャルキュトリと個人的にオススメしたいペアリングはベルジャンブロンド(ゴールデンエール)。
えぐみのないモルトの味わいですが、度数が高めのものが多いので、どっしりとした喉越しも兼ね備えているのが特徴的で、肉の油にも負けないものの、邪魔もしないという絶妙なバランスを有します。
シャルキュトリは食事の序盤に出てくることが多く、淡色系のビールがぴったりでしょう。
ザワークラウト、ピクルスなどの漬物
次に紹介するのがザワークラウト、ピクルスなどの漬物系です。
実態としては野菜を漬けただけのものなので、カロリーは野菜とほぼ一緒。要は超低カロリーということになります。
一方で栄養面をみると、発酵食品には有用な菌が含まれており、腸内環境を整えてくれるのも特徴的です。
カロリーを抑えられるし、美味しいし、腸内環境も整えてくれる。
一石二鳥どころではないです!
以下の記事にてザワークラウトの作り方も紹介しているので、よかったらチェックしてみてください↓
オススメペアリング:酸味のあるヴァイツェン・セゾン
そんな最強漬物系とペアリングしたいのが酸味が楽しめるヴァイツェン・セゾンあたりです。
いずれもフルーティーさや酸味が特徴的なビアスタイルで、漬物の酸味に負けないような味わいが楽しめるでしょう。
酸味が強力な銘柄を選べば、漬物の中に宿るほんのりとした甘みも引き立ててくれて、最強のマリアージュを演出してくれることと思います!
ステーキ
ビールときたらがっつりフードをキメたい方が多いのではないでしょうか?そんな方には王道肉食品ステーキ!
特に私がオススメしたいのは、上記写真のように、ハーブでしっかり味付けさせた赤身肉の洋風ステーキ。和風ステーキだと油の甘みが主役となってしまうゆえ、ホップの香りとの相性が若干劣るかなという個人的な意見です。
気になるカロリー・栄養ですが、部位によるものの、王道リブロースを取ると以下のような意外にカロリーと脂質が低いバランスになっています。
100gにつき、174kcal、たんぱく質21.1g、脂質8.9g、炭水化物0g
牛肉リブロース赤肉 - カロリー計算/栄養成分 | カロリーSlism
めちゃくちゃ優秀かよ!おい!w
オススメペアリング:IPA
そんながっつりとしたステーキの味に顔負けしないのはやはりIPA!パンチの効いたホップの香りと苦味で「ステーキの肉汁とガチンコ対決だ!」と言わんばかりの口内味爆弾です。
もう、パンチにはパンチで対抗するしかないんです。笑
クレイジーなやつは度数がさらに高いダブルIPAとステーキ1kgキメておたのしみくださいっ!
もはやダイエット目的ではない
ケイジャン枝豆
ケイジャンというシーズニングをご存知でしょうか?米国南部をルーツとする若干スパイシーな、色で表現すると赤に尽きる味わいです(意味不)。
写真がないのでイメージがわかない方は以下参照。
https://images.app.goo.gl/d8QD4GwNauAeSSPh8
枝豆単体だとあっさりした味わいでなんとなく物足りない人もいるかと思いますが、このケイジャンシーズニングをぶっかけるだけで一段と味が強烈になり、一気に正真正銘のビアフード昇格です。
そんなケイジャン枝豆の栄養スタッツですが、ケイジャンはシーズニングということで無視!(笑)
枝豆は以下の通りです。
一食(138g)につき、186kcal、たんぱく質16.15g、脂質8.56g、炭水化物12.14g
こりゃ地面から生えてくるものにしてはたんぱく質多くて優秀です!!
オススメペアリング:アンバーエール
ここまできたら、なんとなくこいつ似たような味を組み合わせているだけなんじゃないのと思われるかもしれないですが、まあだいたいそんな感じです笑
ケイジャン枝豆にはケイジャンシーズニングのロースト感、スパイシー感が味わえるので、それとペアリングしたいのは麦芽のロースト感を楽しめるアンバーエール。
ケイジャンのロースト感が引き立てる枝豆単体の甘み、そしてモルトのロースト感が引き立てるモルト単体の甘み。これの融合体がマリアージュです!
刺身
最後のチョイスは割と身近な刺身です!
そしてその刺身の中で何と言ってもオススメしたいのはホタテ。糖質0、脂質もほぼ0に近く、ボディメイク・栄養学のプロである山本義則先生も、ホタテは脂肪燃焼を促すということでオススメされています(以下リンク参照)。
ホタテでなくても、魚からもたんぱく質はもちろんのこと、良質な脂質も摂取できることから、かなりダイエット向きの食材と言えるでしょう。
オススメペアリング:ジャパニーズラガー
最後はわびさびの精神を大事にして、ジャパニーズラガーをペアリングアイテムとしてオススメしたいです。よくも悪くも日系大手ラガーはうるさくない味わいを楽しめますので、ホタテの繊細な甘みや旨味の邪魔になることなく、十分に味わうことができるでしょう。
このリストの中でも、スーパーで買えば実現できちゃう組み合わせとなっており、一番再現しやすいのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?ビールは太ると思われがちな現代においても、上記の通り、何をおつまみとして選ぶかによって太るかどうかは大きく左右されていきます。
ぜひこのリストを活かして、充実したビア・フィットネスライフをお過ごしください!
--------------
麦筋 (Beerboi)
・95年豪州生まれ。
・インターナショナルスクール→早慶→総合商社。
・在学中10キロの減量を経てボディビル大会に出場。
・TOEIC990、ビール検定3級保有、年間約270Lのビールを愛飲し、ビール検定1級に向けて勉強中。
・そこらへんのサラリーマン。