今回はビールを飲んでも太らない理由をぼやくシリーズの第②弾です。
第①をまだご覧になっていない方は以下リンクからどうぞご覧になってください↓
今回は「太ってきたからハイボールにする!」という居酒屋での発言に着目して、ダイエット面においてビールとハイボールを徹底比較していきたいと思います。
カテゴリー別で評価していき、最後は両者の総評をします。
注)両方アルコールですので、どちらかの方が体にいいというつもりはないことご了承ください。
前提として(各々の定義)
まず比較に入る前に、今回比較する両者の前提を設定していきます。
ハイボール
本稿で言うハイボールは市販の缶で売られている約6~7%のアルコール度数のものを対象とします。また、割方としてはソーダのみ(果実・汁なし)とします。
要はダブルハイボール、レモンハイ等ではなく、所謂普通のハイボールということです。
ビール
ビールと言ってもいろんなビアスタイルがあり、カロリー、栄養価等も多少変わりますので、ここでは日本人が馴染み深いジャパニーズラガー(ピルスナー)、所謂大手のプレミアムビール、を対象として比較していきます。
カロリー
消費カロリー<摂取カロリーだと一般的に太ると言われてますが、ハイボールVSビールに関してはどうなのでしょうか?
驚くことにカロリーを比較してみると以下の通り。
- ハイボール:40~50kcal per 100ml
- ビール:40~50kcal per 100ml
なんと同じです!笑
ハイボールは一般的に糖質がビールより少なくて、カロリーも低いと思われがちですが、実態としてはアルコール度数がビールより高いが故に、カロリー比較すると同じになるんです。
以上からみると、オーバーカロリーを誘発する危険性(太りやすさ)はどちらも同じくらいと言えます。
余談ですが一般的なソフドリも100mlあたり同じカロリー数で、ソフドリが太りやすいと言われているのは血糖値を爆上げしてしまうからです(以下参照)。
カロリーって不思議ですね。笑
ビール 1 - 1 ハイボール(同点)
糖質
糖質関連で話が続きます。
糖質が多いと血糖値が上がりやすくなり太りやすいというロジックを紹介しましたが、ビールとハイボールの場合はどうなのでしょうか?
- ハイボール:ほとんどない
- ビール:10~20kcal(4~5g)per 100ml
ここはハイボールに軍配が上がりますね。
一方でビールのこの糖質量で血糖値が爆上げされるのかというと、されません。
なぜならビールの炭水化物は低GI値(血糖値上がりやすさ指数)。
なので、糖質がハイボールより多いからといって太りやすいとは断言できません。
以上、このカテゴリーでもビール、ハイボールともに太りやすさは同じくらいと言えるでしょう。
ビール 2- 2 ハイボール(同点)
栄養価
冒頭で触れたとおり、どちらもアルコール飲料である以上、どちらかの方が健康的といつもりはないですが、アルコールを飲む「おまけ」として得られる栄養について見ていきましょう。
- ハイボール:100mlにつき、ナトリウム、カリウム、銅などが見られますが、ほんの微量です。
ウィスキー - カロリー計算/栄養成分 | カロリーSlism - ビール:100mlにつき、ビタミンではナイアシン、ビタミンB、ミネラルではマグネシウムがそれなりの量が見られます。また食物繊維もそこそこ入ってます。
ビール - カロリー計算/栄養成分 | カロリーSlism
以上から、ビールの方が栄養価が多いと言えます。
ビールの方が健康的と言うつもりはないですが、以上の栄養価が正常な体の代謝に貢献すると言うのであれば、ビールの方が太りにくいというロジックをハイボールよりは築きやすいです。
ビール 3 - 2 ハイボール(ビールに1点)
満腹度
さて、ここからやたら抽象的で主観的な項目に突入していきますが、できるだけ客観性を保持して評価することに努めます。
まず満腹度を評価項目として入れている理由はシンプルです。満腹感を得られれば少ない飲酒量でボディメイクへの影響を最小限に抑えられるからです。
それではそれぞれの満腹度合いを見ていきましょう。
- ハイボール:炭酸でやや腹が膨れ上がる感覚はあるが、所詮炭酸水のようなもの。すっきりとした味わいでもあり、比較的飲みやすく、満腹感誘発度合いは低いと言えるのではないでしょうか(異存ある方はコメント欄でお知らせください笑)?要は何杯でも行けちゃう、カロリーの積み増し+アルコールの過剰摂取になりやすいということです。
- ビール:一方でビールは一般的に満腹度を誘発しやすいという感想をよく聞くものです。ビール単体ではハイボールよりはカロリーの積み増しやアルコールの過剰摂取になりにくいと言えるでしょう。
なお、私個人の意見ですが、ラガービールも非常に飲みやすく、何杯でも飲み続けられます(笑)。
また、ビールを飲んだ後にハイボールを飲む人が多いので、この比較は正直あまり意味ないです...
ビール 3 - 2 ハイボール(配点なし)
ペアリング/どういうおつまみが合うか
最後にビール/ハイボールそのものにあまり関係ないですが、どういうおつまみが合うかについて比較します。この比較を行う理由は、両者を飲むことによって間接的にどれくらい太る要素を増やしてしまうかを検証するためです。
一方でこの比較もあまり重要度高くないので、時短の方は読み飛ばして頂いて結構です。読んで頂いてもあまり時間かかりませんが。
- ハイボール:唐揚げ、ポテト、枝豆など。
- ビール:唐揚げ、ポテト、枝豆など。強いて言うならピザ、フィッシュアンドチップスなどの洋風揚げ物が多いか。
ここは直感的にハイボールの方が和の低カロリーつまみと相性がいいということで、若干の軍配があがります。ですがこれは私の主観ですので、配点は甘めに0.5とします。
ビール 3 - 2.5 ハイボール
まとめ(伝えたいこと)
以上5カテゴリーでビールとハイボールを比較した結果、ビールに3点、ハイボールに2.5点ということで、太りやすさはあんまり変わらないという結果になりました。
スコアは単純化されているのであまりあてにはならないですが、この投稿を通じて何を言いたいかというと、ビールってハイボールと比べてそんなに太りませんよという話です。
前回のビールは太らないシリーズでも触れましたが、太る要因はビール以外にたくさんあり、それら要因に対してまずは対応策を練ることが大事です。
要は、太るのはビールのせいではないことが意外と多いかもしれないということです。
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麦筋 (Beerboi)
・95年豪州生まれ。
・インターナショナルスクール→早慶→某商社。
・在学中10キロの減量を経てボディビル大会に出場。
・TOEIC990、ビール検定3級保有、年間約270Lのビールを愛飲し、ビール検定1級に向けて勉強中。
・そこらへんのサラリーマン。