ビールはビアバーでもレストランでも家でもどこでも美味しく飲みたいものです。
しかし家では専用のグラス、十分のノウハウがなかったり、お店で出てるビールには敵わないとおもう方が多いのではないでしょうか?
しかし缶に入ってるビールも瓶に入ってるビールも樽に入ってるビールも、保存条件が同じならば、品質も一緒のはずです。なので理論上家でもビールは十分に美味しく飲めるはずなのです。
そこで今回は誰でも家でビールを美味しく楽しむための極意を伝授します。
①グラスはビール専用
ビール専門の飲食店で使っているグラスをご覧になるとわかると思うのですが、使っているグラスに特徴があります。
飲み口の部分が底より大きくなっているようなグラスを使っていることが多いです。(パブやクラフトビアバーによくある大きめのグラスは、パイントグラスと呼びます)
グラスがこうなっているのは、ビールの泡持ちや香りを楽しむための構造になっているからです。ビアスタイルによって向いているグラスや向いていないグラスはありますが、スタンダードなパイントグラスを使うと十分にビールの味を引き出せる筈ですので、持っていない方は購入をオススメします。
私は昔スタンダードな居酒屋にあるようなジョッキを使ってましたが、パイントグラスに変えてからビールの香り、色、味をより楽しめるようになりました。
②グラスは綺麗に(グラス汚い問題)
当たり前のようですが、十分に綺麗に洗えていないビアグラスを飲食店で見かけることがあります。汚れているビアグラスの特徴は、グラスの壁面に小さい気泡がたくさん付着するところ。
これの何がいけないかというと
- 泡持ちに影響し、泡立ちにくいことで最終的に香りや風味に影響してくる
- 汚れ自体がビールに混ざることで味に影響する
- 見栄えがあまりよくない(視覚的に楽しめない)
しっかり洗うという簡単な行為で↑は防げるのでしっかりビアグラスは洗ってあげるようにしましょう。洗い方は下の記事にまとめてます!
③ビールは買ってからすぐ飲む
ビールには賞味期限があり、その期限が迫るほど残念ながらビールはまずくなってしまいます。
諸事情あり※、実際私は何度か賞味期限切れのビールを飲んだことがありますが、変に酸味がついてしまい、本来の味から様変わりしてました。
※棚に賞味期限のビールが置いてあり、それに気づかず購入。自宅で飲んだらやたらまずく、賞味期限をみたら期限切れでした…
- ビールは酸素に触れると酸化してしまい、上記のような変わった味がついてしまいます。
- ビールは太陽光に触れると風味が変わってしまいます(それ故瓶は色が暗いのです)
以上を防ぐには生産されてからすぐ飲むというのがベストですので、ビールを買ったらなるべく早く飲むようにしましょう!
④適温で飲む
よくある間違い(?)とまでは言いませんが、一般的な「キンキンに冷えたビールが美味しい」という認識は必ずしも正しいという訳ではありません。
ビアスタイルによって、風味や味がベストで感じられる適温というものがあります。
例えば、ホップの苦味やフルーティーさを楽しむエールタイプのビールは温度を下げすぎてしまうとエール特有の風味が感じにくくなってしまいます。
逆に日本で売られている爽快感とキレが特徴のラガービールは冷やしておいた方が美味しいと言えるでしょう。何故なら低温が爽快感やキレと行った特徴をひきたててくれるからです。
ただし、いくらラガービールとは言え、風味や香りを感じられなければ十分に楽しめないので、0度近くに冷やすのはあまりオススメできません。
なので温度管理には気をつけるようにしましょう!
⑤美味しく注ぐ(おまけ)
ビールにはいろんなサービング(出し方)がありますが、缶や瓶ビールの場合、3度注ぎという方法があります。
これはラガービールにオススメな注ぎ方で、しっかりとした泡を作ることでビールの酸化を防ぎ、泡付きの人なら泡の甘さを楽しめるという注ぎ方です。
やり方はシンプルで、以下のように三度注ぐだけです。
- 勢いよく注ぎ、溢れる寸前まで泡をたくさん作る
- 泡が少し引いたらビールを普通に注ぎたす
- 泡を立てないようにゆっくりビールを注ぐ
以上で、ふんわりとした泡だったビールを注げます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?以外とシンプルな方法で家でも十分美味しくビールを飲むことが可能となります。
まだ実践できていない方はぜひトライしてみてください!
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麦筋 (Beerboi)
・95年豪州生まれ。
・インターナショナルスクール→早慶→都内大手企業。
・在学中10キロの減量を経てボディビル大会に出場。
・TOEIC990、ビール検定3級保有、年間約270Lのビールを愛飲し、ビール検定1級に向けて勉強中。
・そこらへんのサラリーマン。